開業して12年にもなると、検診に来られるお母さんが昔っからのうちの患者さんってことがある。へえ〜、あの子がもうお母さんなんだな…と思ったりする。なんとはなしにお互い気恥ずかしい。
前にも書いたが、検診にくるような子は虫歯になっていない子が多い。今日もそんな子がほとんどだったが、中にはこんな親子も…
口の中を見ると、食べかすでぐちゃぐちゃ。直前まで菓子を食べていたという。指摘をすると、「◯◯ちゃん、ほら食べちゃダメって言ったでしょ」とさも子どもが悪いような口ぶり。3歳児に良い悪いの区別はできない。ダメな母親の典型だ。「保育園から直接来たから…」って、歯科の検診があるのは知っているんだろ? がっかりだ。
そんな母親に限って、口腔内の不潔さを指摘し、今後の虫歯のリスクや食習慣の改善や歯みがきの重要性など話をすると不機嫌そうに聞いている。「前の子はそんなこと言われてなかったのになんでうちの子だけ」とでも言いたそうだ。この子の将来を考えると可哀想になる。
そんな若いお母さんが多くなってきているのは事実。
2007年10月24日水曜日
検診に思う…