太平洋のアメリカ側のうみの海水温が高いとエルニーニョ。逆がラニーニャ。
今年はラニーニャ。そのおかげで日本近海の海水温が高くなっている。
そしてここ数日の猛暑。戸外でのお仕事の人には申し訳ありませんが、エアコンの効いた場所で仕事ができるありがたさかな。
海水温が上昇して何より心配なのがサンゴの白化現象。植物のようにみえるサンゴは実は動物でポリプでプランクトンとかを食している。そしてその体に褐虫藻という動物のような植物を飼っている。サンゴは褐虫藻に生活環境を与え、褐虫藻から光合成によるエネルギーをもらっている。つまりサンゴと褐虫藻は共生しているのだ。
褐虫藻とサンゴが共生できる温度が28℃以下。高い海水温が続くと、サンゴから褐虫藻がいなくなり、サンゴはエネルギーを得られず、死んでしまう。これが白化だ。
サンゴは海の生物の生活環境を維持する、大切な生態系の一部だ。ここ数年の海水温上昇でサンゴの白化がすすみ、確実に生態系の破壊が進んでいる。
人間は母なる地球の生態系を破壊しまくっている!
難しいことはさておき、僕はダイビングをするので潜った場所のサンゴが元気だと単純にうれしい。
これ以上白化がすすみませんように…
今日も暑かった。お昼にスタッフが鍵を開けるのを忘れて炎天下で待たされた患者さん、本当にごめんなさい!!
2007年8月16日木曜日
ラニーニャ